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【保障の基礎知識】ライフプランについて

「ライフプラン」ってよく聞くけど、どうすればいいかわからない……という人もいると思います。ここでは、ライフプランとリスクマネジメントの考え方について解説します。
業績のよい会社にはしっかりした経営計画書があるように、家計にもライフプランという名の経営計画書を作る必要があります。
家計の経営計画書を作れば、家族全員の夢や目標が明確になり、住宅取得や子どもの教育費など、将来の大きな支出を把握することができます。結果的に、貯蓄目標が立てやすくなり、限られた収入や資産を有効に使えることにもつながります。
そのために必要なのは、まず家族の目標。家族全員で海外旅行に行きたい、子ども部屋のある家を買いたい、長男を私立中学に進学させたいなど、家族で目標が共有され、ひとつになるとパワーが生まれます。
もしも、目標実現のために、節約が必要になったとしても、「節約」が目的ではなく手段であれば、前向きに取り組むことができるはずです。
ライフプランを立てるには、将来予定している子どもの中・高・大学入学、就職や、マイホームの購入、家族の旅行といった「ライフイベント」を洗い出す必要があります。あまり難しく考えずに、まずは家族全員で話し合ってみましょう。遠い将来のことがうまくイメージできなければ、数年先のことでもよいでしょう。何年後に車を買い替えたい、英会話の勉強がしたい、といったことでも構いません。目的はあくまでも、将来のくらし方、生き方を明確にイメージすることです(表1)。
また、話し合っているときに、将来の希望や目標に対して、そんなお金はないからダメ! と頭ごなしに否定をせずに、将来の目標が「なぜ」「なんのため」に必要なのか、とことん話し合うことが大切。さらには、30〜40年先であるリタイア後の生き方、くらし方も、ぜひ考えてみてください。生き方、くらし方に長期的な展望があれば、毎日のくらしにも張り合いが出てくるはずです。

将来の目標をひと通り書き出したら、今後10年から15年くらいのライフイベントに必要な資金や収入、支出の見通しを立て、収支状況や貯蓄残高などの傾向を見てみましょう。継続的な赤字や貯蓄残高がマイナスになる可能性がある場合は、支出項目やライフイベント費用を見直して改善を図りましょう。
一方、人生には死亡や病気、事故、災害、失業など、思わぬリスクがつきもの。ライフプランの実現のためには、リスクへの対策は欠かせません(図1)。リスクが実際に発生しないよう回避・予防する手段を講じつつ(表2)、それでもなお予防が難しく、経済的な損失が生じるリスクには、保険や共済といった「保障」で対処しましょう。
もちろん、不安にかられて保障を備えすぎれば、保険料や掛金の負担増を招きます。家族のライフプランを前提に、必要な保障を過不足なく備えていきましょう。


『びぃあらいぶ』2007年8月4回号を改変
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