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家族の健康レシピ

6月の家族の健康レシピ 梅雨のむくみは“排出”がポイント。
巡りをよくして「湿邪(しつじゃ)」をため込まない!

梅雨の時季のむくみは、からだにたまった「湿邪」が原因。

じめじめとした梅雨が来ると、いつもよりからだがむくみやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。東洋医学の考え方では、むくみの原因とされているのが「湿邪」です。「湿邪」とは、水の邪気のことで、からだのあちこちに溜まる余分な水のことをさします。とくに梅雨は「湿」が空気中にたくさん漂い、口や鼻、肌から私たちのからだへと侵入。からだの巡りがスムーズに行われていれば、余分なものは排出されますが、そうでない場合は「湿邪」がたまり、足など主に下半身のむくみにつながってしまうのです。からだの巡りをよくし、不要な水分をしっかり排出させることが、この時季のむくみ予防につながります。

スムーズに巡らせ、排出を促す食材選びを。

梅雨の「湿」と関わりが深いのは、「脾(ひ)」(=脾臓など)と考えられています。「脾」は隣り合う「胃」などとともに消化・吸収の役割を担い、ポンプのように全身へ水を送り出し、排出を促している部分です。むくみが気になる場合は、「脾」の機能をよくし、「湿邪」を排出する「健脾化湿(けんぴかしつ)」の食材を意識して選びましょう。また「湿邪」や余分な水を追い出す「利水(りすい)」「袪湿(きょしつ)」の食材もおすすめです。これらには葉物やウリ科(きゅうりやすいかなど)の野菜も含まれますが、からだを冷やす働きもあるため、気になる場合は豆類や玄米、とうもろこしなどをとるようにしましょう。

【「脾」の働きを助け、余分な水をとり除く「健脾化湿(けんぴかしつ)」の食材】

大豆、そらまめ、ハトムギ、鯛、鯉など

【余分な水分を排出する「利水(りすい)」の食材】

小豆、黒豆、緑豆、えんどう豆、大麦、玄米、とうもろこし、とうもろこしのひげ、白菜、アスパラ、冬瓜、きゅうり、レタス、すいか、ぶどう、あさり、海藻、緑茶、ウーロン茶など

【水分代謝を整える「袪湿(きょしつ)」の食材】

いんげん、枝豆、キャベツ、ココナッツ、さくらんぼなど

適度な「甘味(かんみ)」もおすすめです。

「湿邪」は空気中からだけでなく、食べ物からも取り込まれます。暑くなると欲しくなる冷たいものや塩分の高いものは、「脾」を傷つけ「湿邪」を増やすので避けたいものです。いっぽう、多少の「甘味」は「脾」によいとされています。豆類やとうもろこしを積極的に使うほか、あえものの塩けを抑えて少し甘めに仕上げたり、マリネにはちみつを加えたりしてもいいですね。ただし「甘味」もとり過ぎると「湿邪」を呼んでしまうので、適量を心がけましょう。

今月のおすすめレシピ

「甘味」の豆類を使ったレシピもご紹介。

『いんげんとレタスのオニオンツナソース』など、おすすめのレシピはこちらでチェック!
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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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