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家族の健康レシピ

4月の家族の健康レシピ 【アスパラ】
だるくなりがちな春に、からだをサポート。

からだの調子を整える、旬の食べ物がもつパワー。

「何となくからだの調子が悪い」と感じたら、旬のものを食べるなどして、食生活を見直してみませんか。中国には「医食同源」「薬食同源」という古い教えがあり、食べ物を薬と同じように考え、健康維持に欠かせないものとしてきました。人間は自然の一部であることから、自分のからだと自然をいかに共存させるかが大切で、食べ物もその時季においしく栄養価も高まる「旬のもの」を選ぶとよいとされています。この考えをもとにつくられた料理(または食事)が薬膳です。旬の食べ物を意識的に取り入れていると、夏はからだの熱を冷ますもの、冬はからだを温めるもの、という食材のもつパワーが働き、からだは自然と整ってくるでしょう。

疲れやストレスがたまりやすい時季にぴったり。

4月は新生活の疲れやストレスがたまりやすい時期ですが、薬膳の世界でも、陽気が盛んになる春はのぼせやすく、気持ちが高ぶりイライラしがちに。そんな時季にぴったりなのが、今が旬のアスパラです。名前の由来ともなった疲労回復を助けるアミノ酸の一種「アスパラギン酸」をもつアスパラは、薬膳の効能においても同様に考えられてきました。エネルギーとなる気を補う「補気」などの役割をもち、春の食養生に欠かせない食材のひとつです。
また薬膳ではその食材の「味」にも作用があるとされています。アスパラのもつ甘みには疲労回復作用があり、春野菜らしいほのかな苦みは解毒を促すとも。バランスよく取り入れることが大切ですが、この機会にじっくりと味わってみるのもいいですね。

【アスパラの薬膳としての主な効能】
補気…生きるためのエネルギーを補給する
清熱(せいねつ)…余分な熱を冷ましたり(解熱)、消炎する(炎症を抑える)
生津(せいしん)…からだに必要な水(津液)を生み出す、作る
利水…余分な湿(水)を尿として排出する

【アスパラの主な栄養素】
アミノ酸(アスパラギン酸)…疲労回復(エネルギーを効率よく生み出す)
ビタミンC、ビタミンA(カロテン)…免疫力向上をサポート
ルチン…血流改善を促す

おすすめは「蒸しゆで」。

アスパラのおすすめの調理法は、フライパンを使った蒸しゆで。アスパラがひたる程度の湯に少な目の塩をして、短い時間でゆでます。香りや甘みが引き立っておいしいですよ。肉や魚などエネルギー源になるたんぱく質とバランスよく組み合わせて、新生活をのりきりましょう。

今月のおすすめレシピ

肉や魚介と合わせるレシピもご紹介。

『豚肉とアスパラのコク塩炒め レモン風味』など、おすすめのレシピはこちらでチェック!
パルシステムのレシピサイト『だいどこログ』

 
  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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