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家族の健康レシピ

10月の家族の健康レシピ 【きのこ】
「元気」を補い、免疫力アップ!

からだの調子をととのえる、食物繊維が豊富。

秋においしい食材といえば、きのこ。色や香りなど種類によってさまざまですが、きのこ全般に含まれる主な栄養素は、β-グルカンです。これは食物繊維の一種で、免疫力を活性化させたり、アレルギーを予防したりする作用があるとされています。β-グルカンのほかにもきのこは食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、毒素を排出する働きも。きのこは9割以上が水分ですが、菌類ならではのパワーに満ちた食材です。冬に向けて免疫力を養っておきたいこの時季に、積極的に取り入れるとよいでしょう。

薬膳では「元気」を養う食材とも。

薬膳の世界では、生きるためのエネルギーを「気」といいます。「気」はいくつかに分けられ、命を維持するための営みの元となる「元気」や、外の刺激からからだを守る「衛気(えき)」などがありますが、きのこはこれらを総合的に補う「補気(ほき)」の作用があるとされています。また便などの排出を促す「通便(つうべん)」や、陰を補うことでからだの余分な熱をとったり、潤したりする「滋陰(じいん)」、肺を潤す「潤肺(じゅんぱい)」などの作用も。これらの効能はきのこの種類によって少しずつ異なり、しいたけやまいたけなど色や香りの強いものと、えのき茸やエリンギなど白っぽいものとに大別されます。詳しくは下記を参考にしてみてください。

【きのこの薬膳としての主な効能】※( )内は効能の高い種類
補気(ほき)…生きるためのエネルギーを補う(しいたけ、まいたけなど)
通便(つうべん)…便などの排出を促す(しめじ、えのき茸など)
滋陰(じいん)…からだの余分な熱をとったり、潤したりする(エリンギ、白きくらげなど)
潤肺(じゅんぱい)…肺を潤す(白きくらげなど)

【きのこの主な栄養素】
β-グルカン…免疫力を活性化し、アレルギー予防や改善につなげる
食物繊維…腸内環境を整える、余分な脂肪や毒素の排出を促す

いろいろなきのこを組み合わせて。

からだの免疫力を養う食材でありながら、低カロリーなところがうれしいきのこ。薬膳のように種類によって効能が分かれるという考え方もあるので、いろいろなきのこを組み合わせて食べるとよいでしょう。冷凍すればうまみも栄養素も増すので、一度に使いきれないときにおすすめです。きのこに含まれる食物繊維の一部は水に溶けてしまうものもあるので、炒め物もとろみを付けるなどして、汁ごと食べることを心がけてみてください。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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