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家族の健康レシピ

6月の家族の健康レシピ 【みょうが】
アロマ効果で、
梅雨の不調を和らげる

香り成分「αピネン」に注目。

みょうがといえば、まっ先にあの特有の香りが思い浮かぶのではないでしょうか。香りの正体はαピネンという成分。じつはアロマオイルとして定番の、ひのきやユーカリ、ローズマリーなどの精油に含まれる成分と同じです。αピネンにはリラックス効果だけでなく、血流を整えてむくみ改善につなげたり、お腹をいたわったりする効能も期待できます。梅雨から夏にかけては、食欲不振など胃腸の不調が出やすい季節です。そうめんや冷や奴にみょうがが添えられているのも、理にかなっています。

薬味としても、おかずとしても◎

「薬味」とは、薬膳の世界での「薬にもなる食べ物」が語源になったと言われています。そんな「薬味」の定番でもあるみょうがは、薬膳でも、むくみをとる「消腫(しょうしゅ)」や血流を整える「活血(かっけつ)」、余分な熱を冷ます「清熱(せいねつ)」の作用があると考えられてきました。みょうがは、からだを冷やす「寒性」の食材に分類されるので、からだを温める「温性」のしょうがやねぎなどと合わせて、季節やからだの状態に沿って「薬味」を選ぶのもいいですね。また、みょうががもつ「解毒(げどく)」の作用には、からだの老廃物などを取り除く効能も。じめじめした梅雨はからだに余分な水分がたまり、「脾(ひ)」(=胃腸など)に負担がかかりやすいので、「薬味」やおかずにたくさん取り入れてみてください。

【みょうがの薬膳としての主な効能】
消腫(しょうしゅ)…腫れやむくみを和らげる
活血(かっけつ)…巡りをよくして血流を促す
清熱(せいねつ)…余分な熱を冷ます
解毒(げどく)…からだにたまった老廃物や邪気(病気のもと)を取り除く

【みょうがの主な栄養成分/栄養素】
αピネン(ポリフェノール)…血流を促進する、食欲を促進する
カリウム…余分なナトリウムを排出し血圧を整える、余分な水を排出しむくみの改善に働く
食物繊維…腸内環境を整える

きざむ場合は直前に。丸ごと使うレシピもおすすめ。

「茗荷(みょうが)を食べると物忘れする」なんて言い伝えのあるみょうがですが、じつはその逆。αピネンには頭をシャキッとさせる眠気覚ましのような効能もあります。αピネンは切り口から時間とともに失われてしまうので、きざむ場合は食べる直前にしましょう。また、なるべく切らずに、丸ごと使うレシピもおすすめです。そのままか半割りにして薄切り肉でくるくる巻けば、やわらかさと香りを存分に楽しめるひと皿に。みょうがと相性のよいみそで味付けすれば、もう絶品です。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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