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家族の健康レシピ

5月の家族の健康レシピ 【納豆】×【免疫力】
発酵のちからでからだの機能を
高める。

納豆菌が腸内環境を整え、「ナットウキナーゼ」が血流改善へ。

新年度から1カ月が経つ5月は、疲れやストレスがたまり、からだの免疫力が下がりやすい時季です。実はからだの免疫細胞の約7割が集まるとされるのが、腸。腸を健やかな状態に保つことは、丈夫なからだづくりの要にもなります。
腸内環境を整えるうえで、助っ人となるのが納豆です。「ねばねば」に含まれる食物繊維が腸にたまった老廃物の排出を促し、納豆菌が腸内の善玉菌を増やすとされています。納豆菌は胃酸に強く、お腹でしっかり作用するのもうれしいところ。また、血流をよくして高血圧予防につなげる「ナットウキナーゼ」という酵素のほか、骨の形成に関わるビタミンK、代謝に関わるビタミンB群なども豊富です。

薬膳の世界では、からだを温め、「血(けつ)」を巡らせる作用があるとも。

薬膳の世界において、納豆はからだを温める「温性」の食品です。からだの巡りに関わる「脾(ひ)」に深く関わり、からだの栄養となる「血」を活性化させ、血流改善につなげる「活血(かっけつ)」の作用があるとされています。また、からだにたまった老廃物などを取り除く「解毒(げどく)」、からだの機能などに妨げがおこってうまく働かない状態を解消する「解鬱(かいうつ)」の作用もあるとされています。

【納豆の薬膳としての主な効能】
活血(かっけつ)…「血」を活性化させて血流を改善する
解毒(げどく)…老廃物などを取り除く
解鬱(かいうつ)…鬱積(うっせき)した状態を解きほぐす

【納豆の主な栄養素・成分】
たんぱく質…からだの構成要素となる
ビタミンK…骨形成に関わる、骨粗しょう症予防
ビタミンB2…三大栄養素の代謝に関わる、細胞の再生や新陳代謝を助けることで皮ふや粘膜の保護につなげる
葉酸…ビタミンB12とともに赤血球造成に関わる、貧血予防
ビタミンB6…たんぱく質の代謝に関わる、健康な皮ふや髪を育む
パントテン酸…三大栄養素の代謝に関わる、抗ストレスビタミンとして作用する
納豆菌(善玉菌)…腸内の善玉菌を増やす、たんぱく質を分解して必須アミノ酸を吸収しやすくする
ナットウキナーゼ(酵素)…血栓を溶かす作用がある、血流をよくして高血圧や動脈硬化予防

大豆の栄養素に加え、納豆だけの成分も。

納豆は大豆食品のため、基本的な栄養素は大豆と同じです。納豆の場合、良質なたんぱく質が発酵の過程で納豆菌によって分解され、丈夫なからだに必要な必須アミノ酸になり吸収されやすい状態に。また、血流改善につながるナットウキナーゼ(酵素)は、納豆だけにふくまれる成分です。ただし、納豆菌も酵素も熱に弱いので、炊きたてのあつあつごはんにのせるのは避けたほうが無難。保存の際は、冷蔵では発酵がすすんでしまうので、すぐに食べないぶんは冷凍するのもおすすめです。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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