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パルシステムの健康・おうえんナビ
家族の健康レシピ
抗酸化作用のあるビタミンやポリフェノール類が豊富。
夏は紫外線がとくに気になる季節です。私たちのからだは紫外線を浴びると、体内に活性酸素が増加。酸化がすすみ、肌にしみやしわが表れる原因につながります。この増えた活性酸素は、ビタミンなどの抗酸化作用で減らすことができるとされています。今の時季に旬を迎えるブルーベリーには、抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノール類が豊富。血管を丈夫にしたり、血流を改善したりするなどの作用もあるとされています。
また、ブルーベリーには実と皮の両方に食物繊維が多く含まれています。腸内環境は肌の調子と密接に関わってくるので、しっかり整えて健やかな肌につなげたいですね。
若々しさにつながるとされる「補腎(ほじん)」などの作用も。
薬膳の世界では、ブルーベリーはからだの「肝(かん)」や「腎(じん)」などに関連する食材とされています。主な効能は、全身の「血(けつ)」の量や流れを調整する「補肝(ほかん)」の作用や、からだの生命力を補う「補腎(ほじん)」の作用などです。若々しく健康的なからだをめざすには、こうして「肝」や「腎」をいたわることも大切なポイントになります。そのほか、目の不調をやわらげる「明目(めいもく)」や、血流をよくする「活血(かっけつ)」などの作用もあるとされています。
【ブルーベリーの主な栄養素・成分】
ビタミンE…抗酸化作用、血流改善につなげる、血管を丈夫にする
食物繊維…腸内環境を整える、免疫力向上につなげる
亜鉛…味覚を正常に保つ
マンガン…骨の形成などに関わる
アントシアニン(ポリフェノール類)…抗酸化作用、血管を丈夫にする。目の健康を保つ。
クロロゲン酸(ポリフェノール類)…抗酸化作用、血管を丈夫にする、脂肪の蓄積を抑える
【ブルーベリーの薬膳としての主な効能】
明目(めいもく)…目の疲れやかすみなどをやわらげる
活血(かっけつ)…血流改善につなげる
補肝(ほかん)…「肝」の働きを補う
補腎(ほじん)…生命力の根源などとされる「腎精(じんせい)」の不足を補う
冷凍食品も活用し、日ごろから楽しんで。
抗酸化の作用は日ごろから意識したいもの。旬の短いブルーベリーですが、冷凍食品も栄養価は変わらないとされています。おすすめの組み合わせは、やはりヨーグルト。ブルーベリーの食物繊維とヨーグルトの乳酸菌の相乗効果で、お腹もすっきり整いやすくなります。そして、意外にもブルーベリーはしょうゆなど和風の調味料との相性がぴったりです。しょうが焼きなどの甘辛だれに加えれば、砂糖を控えることもでき、さわやかな酸味が広がり、いつもと少し違った味わいに。手羽先などのから揚げの漬けだれに加えてもおいしいですよ。
今月のおすすめレシピ

- 栄養情報の監修 清水加奈子さん
フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。