パルシステムの健康・おうえんナビ

4月のびぃあらいぶぷらす

知っておきたい
“お金のトレンド”
4月
事故が起きてからでは遅い!
自転車に乗るなら
必ず「自転車保険」に

今月のポイント!

  • 未成年者であっても自転車事故の加害責任は問われる
  • 保険を選ぶときに確かめておきたいポイントは4つ
  • 保険期間と補償内容は定期的に確認・見直しを

自転者に乗るなら「自転車保険」は必ず入ろう!

コロナ禍のなか、交通機関の利用を控え、代わりに自転車を利用する人が増えています。自転車は、手軽な一方で、歩行者や他の自転車に衝突し、相手を負傷・死亡させてしまう危険もあります。未成年であっても、事故の加害責任が問われることは変わりません。歩行者との衝突事故を起こした小学生に約9,500万円の賠償金支払い命令が出されたニュースを記憶している方も多いのではないでしょうか。
このような事例をふまえ、自転車保険への加入を義務化する流れが全国の自治体で広がっており、令和3年4月時点で、都道府県・政令指定都市合わせて28の自治体で義務化されています。
万が一事故が起きたときに被害者への責任を果たせるよう、「自転車保険」には必ず入りましょう。

自転車保険を選ぶときの5つのポイント

自転車保険には、さまざまな種類があります。選ぶ時に確かめておく4つのポイントをお伝えします。

〈1〉すでに加入していないか
自転車の事故による相手のケガなどを補償できる保険であれば、必ずしも「自転車保険」である必要はありません。会社やPTAの団体保険、共済、自転車についているTSマーク、その他の保険の特約、クレジットカードに付帯している「個人賠償責任保険」などに、家族の誰かが加入していないか確認しましょう。「賠償責任保険」は相手方へ損害を与えた際に補償される保険なので、自転車事故で相手方へ賠償が必要になった際に利用できる保険です。
※TSマーク…自転車安全整備店で点検を受けた自転車に貼付されるマークで、傷害保険と賠償責任保険、被害者見舞金(赤色TSマークのみ)が付帯しています。有効期間はマークに記載されている日から1年間です。

〈2〉個人賠償保険は1億円以上あるか
事例のように賠償金額が高額になる場合もあるため、最低1億円以上の補償があるかを目安に加入しましょう。

〈3〉家族全員が対象になるか
保険が何に付帯するかも確認しましょう。大きく分けて「人」にかかるものと、「自転車」にかかるものがあります。
「人」にかかる保険の場合、家族で加入する場合は「家族とみなされる範囲」に注意が必要です。同居の家族だけが対象になるものや、独身であれば別居している子どもも対象にできるものなど、さまざまなタイプがあるので、家族構成や子どもの進路なども考慮して適切な条件を選びましょう。
前述したTSマークは、「自転車」にかかる保険なので、その自転車に乗っていた人であれば家族や友人であっても補償の対象となります。

〈4〉その他の補償が必要か
個人賠償責任保険以外に、自分自身のケガに備える傷害補償や、示談交渉サービス、自転車搬送サービスなどが付帯している保険もあります。自分に必要な補償があるか検討しましょう。

新年度に向けて見直そう

自転車保険は、1年更新のものがほとんどです。すでに加入されている方も、新年度の家族の進学・就職に向けて補償を見直すことをおすすめします。住んでいる地域が義務化対象外でも、勤務先・学校が地域対象の場合は、保険に入っていないと自転車通勤・通学が認められないことがあります。
自転車保険は多くの事業者が扱っており、サービスもさまざまです。民間だけでなく自治体が扱っているものもあり、パルシステムにも組合員を対象にした自転車保険があります。今回紹介した4つのポイントを参考にして比較検討してみてください。
事故はいつ起きるかわかりません。保険期間と補償内容の定期的な確認・見直しをして、補償を受けられない家族・期間が出ないように気をつけましょう。

■参考


【筆者略歴】
筆者/井上 美鈴さん

ライフシンフォニア代表 AFP(日本FP協会認定)
3年間の専業主婦を経て離婚。主婦時代にさまざまなお金の問題に直面し、お金の重要さと知識の必要さを実感したことで、ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取得。
現在はFPとして個別相談の対応や講演、セミナーなどを実施するとともに、自身の経験をもとにシングルマザーの支援も行っている。

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