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家族の健康レシピ

10月の家族の健康レシピ 名前が思い出せない……。
脳の老化予防に「心」と「腎」。

過度な疲れは、もの忘れの原因に。

慣れ親しんだ人やものの名前を、つい忘れてしまうことはありませんか。これは脳の老化が原因かもしれません。薬膳の世界では、脳をコントロールするのは「心(しん)」だと考えられています。「心」は心臓を正常に動かすだけでなく、感情や記憶力をつかさどる部分。過度な疲労やストレスが続くと「心血(しんけつ)」が不足し、「心」の働きが悪くなり、もの忘れにつながってしまうのです。また、以前にも紹介しましたが、からだ全般の老化には「腎(じん)」が関わっています。「腎」もまた、脳を支える重要な部分といえるでしょう。

「健脳」の食材、くるみも積極的に使いましょう。

食材は、「心」と「腎」の働きを助ける「養心」「補腎」のものを選びましょう。また脳の働きには、脳の血流も深く関係しています。「血」とともに「精」(=血をからだに巡らせるエネルギー)を補う「益精血(えきせいけつ)」の食材も大切です。とくにくるみは血流を促す「健脳」の食材とされていますが、これは「脳と形が似ているから」という中国ならではの考え方が元になっています。形を眺めながら食べるのも、おもしろいですね。

【「養心」「補腎」「益精血」のいずれかの作用がある食材】

くるみ(健脳)、いか、長芋、ほうれん草、黒ごま、黒きくらげ、ひじき、小麦、百合根、カリフラワー、にら、キャベツ、ブロッコリー、マッシュルーム、ライチ、ぶどう、ナツメ、トマトケチャップなど

無理なくできる、家事で「脳トレ」。

食事のほかに大切なのが、疲れやストレスをため込まない生活習慣です。例えば、「修復の時間」とされる夜10時~深夜2時にかけては、脳もしっかり休ませたいもの。この時間帯は睡眠を心がけたいですね。また、複数の動作を同時に行うのも、脳の血流をよくするには効果的といわれています。いろいろありますが、買い物から下ごしらえ、調理、あと片付けといった一連の「料理」の流れは、いい「脳トレ」のひとつだと思いますよ。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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