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家族の健康レシピ

6月の家族の健康レシピ 【トマト】
美肌にうれしい成分たっぷり。

「酸味」がからだをうるおす!?

春から初夏にかけて旬を迎えるトマト。ジューシーでさわやかな酸味は、汗ばむ陽気にぴったりですよね。酸味のある食べ物は、薬膳の世界で「生津(せいしん)」といって、からだに必要な水を生み出し、うるおす働きがあるといわれています。酸っぱいものを食べるとだ液がでるのも「生津」と関連があると考えられているのです。
さて、このトマト、「生津」の働きも含め美肌にとてもおすすめの食材です。トマトの栄養といえば、リコピンを思い浮かべる方も多いでしょう。リコピンにはからだの酸化を抑える抗酸化作用があり、シミ・くすみといった肌の老化を防ぐのに効果が期待されるといわれています。酸味の効能とリコピンで、からだをうるおしながらみずみずしい肌をめざしてみませんか。

胃腸を活発にする作用や、消化を促す働きも。

トマトはリコピンと同じように、肌の老化を防ぐビタミンCも豊富です。薬膳において美肌を保つためには、これら食材のもつ栄養素を活かすだけでなく、からだの中から健康であるべきと考えられています。ここでもトマトは大活躍! トマトは食べると「肝」や「脾胃(ひい)」に作用すると考えられ、とくに胃腸の働きを活発にする「健胃(けんい)」、消化を促す「消食(しょうしょく)」という作用をもつとされています。
顔色がよく肌にハリがあるのは、胃腸をはじめとするからだの内側が健康なあかし。ふだんからしっかりいたわり、美肌、ひいては丈夫なからだへつなげましょう。

【トマトの薬膳としての主な効能】
生津(せいしん)…うるおいに必要な水分を生み出す
健胃(けんい)…胃腸などの働きを高める
消食(しょうしょく)…酸味によって消化を促す

【トマトの主な栄養素】
リコピン…活性酸素を除去し酸化を抑える(抗酸化)
ビタミンC…活性酸素の除去を促し、シミ予防、美白に

加熱調理もおすすめ。トマト缶を活用しても。

トマトにもいろいろな種類がありますが、一般的にはミニトマトのほうが大玉に比べ栄養価が高いといわれています。すでに加熱処理してあるトマト缶は、煮詰まることで同量の生のトマトよりリコピンの量がアップするため、栄養の面でも使い勝手の面でもおすすめです。また、トマトにはグルタミン酸といううまみ成分もたっぷり含まれるので、味付けはぜひ控えめに。トマトのうまみを味わってみてくださいね。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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