パルシステムの健康・おうえんナビ

家族の健康レシピ

7月の家族の健康レシピ 【オクラ】
お腹をいたわる、“ネバネバ”の力。

夏に不足しがちなミネラルや、食物繊維が豊富です。

オクラは断面が星型に見えることから、七夕の際のそうめんに添える方も多いのでは。もともとオクラは温暖な国の野菜で、日本に入ってきたのは比較的最近だとされています。それにも関わらず、今では日本の夏野菜としてすっかり定着しました。オクラにはカリウムなど夏に不足しがちなミネラルやビタミンKが豊富ですが、やっぱり外せないのは特有の粘り。このネバネバはペクチンの糖類の一種で、ペクチンは食物繊維として働き、胃腸の消化・吸収を助ける作用があります。お腹の調子を崩しやすい夏にぴったりですね。

胃腸をいたわる食材として、薬膳でもおすすめ。

薬膳の本場・中国でも、「脾(ひ)」(=消化器全般)をいたわる「健脾(けんぴ)」や、消化を促す「消食(しょうしょく)」の食材として、主に民間療法に取り入れられているオクラ。「通便(つうべん)」といってお通じを助けたり、「活血(かっけつ)」といって血をしっかりと巡らせたりする作用もあるといわれています。とくに夏は、汗などでからだの水分が失われ、「血」の滞りが不調につながりやすい季節です。あえものだけでなくスープや炒め物など、積極的に取り入れるとよいでしょう。

【オクラの薬膳としての主な効能】
健脾(けんぴ)…脾や胃などを正常に働かせ、活発にする
消食(しょうしょく)…消化を促す
通便(つうべん)…脾や胃を活発にして、排便を促す
活血(かっけつ)…全身に血を巡らせる

【オクラの主な栄養素】
ペクチン(糖類・食物繊維の一種)…腸内環境を整える
カリウム…余分なナトリウムを排出し、血圧を整える
ビタミンK…血液の流れをサポート

コツをおさえて、“ネバネバ”をもっとおいしく。

オクラのほか山芋や納豆などのネバネバは、多種類の食物繊維が合わさっており、栄養が豊富です。ぜひ、ネバネバの食材同士を組み合わせましょう。しっかり混ぜれば粘りも増して、おいしさも栄養もアップするといわれています。また、ネバネバに含まれるペクチンは加熱に弱く、ゆでると水に溶け出てしまいます。スープにするか、下ゆでする場合はできるかぎり短時間にしましょう。今の時季はカレー炒めもおすすめです。ネバネバが片栗粉のように全体に味を絡ませるので、おいしく仕上がりますよ。

今月のおすすめレシピ

ネバネバ食材と組み合わせたレシピもご紹介。

『オクラ納豆のからめ麺』など、おすすめのレシピはこちらでチェック!
パルシステムのレシピサイト『だいどこログ』

 
  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

前のページへ戻る

パルシステムの健康・おうえんナビ

人気の保障商品

  • 団体がん保険 診断一時金100万円プラン
  • ソニー損保自動車保険
 
ページトップ
©Copyright パルシステム共済生活協同組合連合会/株式会社パルふれあいサービス