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家族の健康レシピ

3月の家族の健康レシピ 【セロリ】
からだを目覚めさせる、
苦みと香り

すがすがしい香りのもとは、アピインなどのポリフェノール。

春野菜には苦みや香りが豊かなものが多いですが、セロリもそのひとつ。9割以上が水分という、みずみずしさあふれる野菜です。セロリに含まれる代表的な栄養素はカリウムで、からだの余分なナトリウムや水分の排出を促し、血圧を整えたりむくみの改善につなげたりするとされています。また、青々と茂った葉には、抗酸化ビタミンであるビタミンA(β-カロテン)が豊富。油と相性がよいとので、炒め物にするのがおすすめです。
セロリ特有のすがすがしい香りのもとは、アピインやセネリンというポリフェノール。気持ちを落ち着かせ、食欲増進につなげるとされています。何かとストレスを感じやすい時季に、香り豊かなセロリを食卓にとり入れてみませんか。

薬膳において「苦味(くみ)」は、からだの余分なものを排出するとされています。

薬膳の世界では、春は「肝(かん)」に深く関連する季節だとされています。「肝」は暖かくなるにつれ活動的になりますが、「肝」の気が高ぶりすぎて疲弊するとめまいや耳鳴りにつながると考えられています。セロリにはこの「肝」の働きを正常にする「平肝(へいかん)」や、ほてりなどからだの余分な熱を冷ます「清熱(せいねつ)」の作用があるとされています。また、セロリは「苦味」のある野菜とされ、「苦味」には冬に滞り溜めがちだったからだの老廃物などを排出したり、余分な水分の排出を促す「利湿(りしつ)」の作用があるとも。春野菜に苦みのあるものが多いのは、冬から春へ、からだを目覚めさせるためと考えられているのです。

【セロリの薬膳としての主な効能】
・平肝(へいかん)…「肝」の働きを正常にし、めまいや耳鳴りなどの改善につなげる
・清熱(せいねつ)…余分な熱を冷ます
・利湿(りしつ)…余分な水分の排出を促す
・治淋(ちりん)…排尿に関わる不調の改善につなげる

【セロリの主な栄養素・成分】
・カリウム…余分なナトリウムや水分を排出し、血圧を整え、むくみ改善につなげる
・ビタミンA(β-カロテン)…抗酸化につなげる
・アピイン、セネリンなど(ポリフェノール・香り成分)…気持ちを落ち着かせる、食欲を促す、頭痛などを和らげる
・ピラジンなど(ポリフェノール・苦み成分)…血行促進につなげる

セロリの筋は、できるだけ残すのがおすすめです。

セロリの筋は気になる方もいると思いますが、薬膳の世界では、野菜はできるだけ無駄なく食べることが基本とされています。気にならない程度に残して食べてみてください。香りをしっかり楽しむなら野菜スティックなどがおすすめ。香りは時間の経過とともに失われてしまうので、なるべく新鮮なうちに使い、切り立ての状態で出すとよいでしょう。反対に香りが苦手という人は、マヨネーズあえなどにすれば油でコーティングされ、おだやかになります。

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パルシステムのレシピサイト『だいどこログ』

 
  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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