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家族の健康レシピ

11月の家族の健康レシピ 【チーズ】×【エイジングケア】
みずみずしく、丈夫なからだに。

良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルを含みます。

チーズは種類によって栄養価が大きく異なりますが、どのチーズにも良質なたんぱく質が豊富です。たんぱく質は丈夫なからだづくりに欠かせないもので、チーズの場合、発酵を経てからだに吸収されやすい状態になっています。また、たんぱく質には必須アミノ酸の「トリプトファン」が含まれ、脳の緊張やストレスをやわらげるリラックス作用があるとされています。
そのほか、チーズには「造血ビタミン」と呼ばれるビタミンB12、抗酸化作用があるビタミンAやビタミンE、骨形成や精神安定の作用があるカルシウムなども含まれています。血液がすみずみまで届くことで、からだは生き生きと健やかな状態に。潤いのある肌にもつながります。

薬膳の世界では、からだを潤す作用があるとも。

薬膳の世界では、チーズは「肺」に関連する食材です。「肺」は呼吸機能だけでなく、からだの水分調整や免疫力などをつかさどる部分。空気が乾燥する秋はとくにダメージを受けやすいとされますが、チーズには「肺」の働きを補う「補肺(ほはい)」の作用があると考えられています。このほか、腸を潤して便秘の解消につなげる「潤腸(じゅんちょう)」や、からだを潤す「補陰(ほいん)」、激しいのどの渇きをやわらげる「止渇(しかつ)」など、チーズにはからだ全体を潤す作用が多いとされています。

【チーズの主な栄養素・成分】
たんぱく質…からだの構成成分となる
トリプトファン(必須アミノ酸)…精神安定、リラックス作用など
脂質…からだのエネルギー源となる
ビタミンB12…ヘモグロビンの合成などに関わる
ビタミンA…抗酸化作用、皮ふや粘膜を健やかに保つ
ビタミンE…抗酸化作用、血流改善につなげる
カルシウム…骨形成や精神安定などに関わる
亜鉛…味覚を正常に保つ

【チーズの薬膳としての主な効能】
補肺(ほはい)…「肺」の働きを補う
潤腸(じゅんちょう)…腸を潤滑にして便秘改善を促す
補陰(ほいん)・滋陰(じいん)…熱を冷まし、からだを潤す
止渇(しかつ)…激しいのどの渇きをやわらげる

酸味のある食材と合わせてみても。

チーズに含まれるカルシウムは、クエン酸など酸性の成分を組み合わせることでからだに吸収されやすくなります。サラダにするなら、レモンドレッシングをかけたりカプレーゼにしたり。鮭やきのこに豊富なビタミンDにもカルシウムの吸収を助ける働きがあるので、チーズ焼きもおすすめです。また、「トリプトファン」によるリラックス作用は一定の時間がたったあとに働くため、朝に食べておくと質の良い睡眠が期待できます。
チーズには数えきれないほどの種類があり、カロリーや塩分も大きく変わるので、気になる方はパッケージの栄養表示を参考にして選んでくださいね。

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  • 栄養情報の監修 清水加奈子さん
    フードコーディネーター・管理栄養士・国際中医薬膳師。調理、スタイリングからカロリー計算されたレシピの作成、アイデアレシピの提案、栄養関連の監修などを行う。
 

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