パルシステムの健康・おうえんナビ

8月のびぃあらいぶぷらす

知っておきたい
“お金のトレンド”
8月
ネットショッピング、
家族内でどう管理する?

今月のポイント!

  • ネットでの買い物はその日のうちに記録を残そう
  • 家族カードを使うなど、利用明細を一本化して管理しやすく
  • 親子でネットショッピングについて話し合ってトラブルを防止

コロナ禍で増えたネットショッピング利用

コロナ禍の影響もあり、ネットショッピングを利用する人が増えています。
総務省の「家計消費状況調査」では、ネットショッピングを利用している世帯の割合が、コロナ前の2019年4月は全体の42.1%だったのに対し、2021年4月は52.4%と、初の50%を超えました。
長引くコロナ禍で、買い物のための外出を控える人や、外食の代わりにデリバリーの利用が増えたことも影響しているのでしょう。
ネットショッピングはどこからでも注文でき指定場所まで配達してくれるありがたい買い物手段ですが、在宅時間が長くなり利用回数が多くなったことで支出が増えてしまった家庭も多いのではないでしょうか。

ネットショッピングの支出を上手に管理するには

ネットショッピングでの支出総額がいつのまにか増えている原因として、支出の管理がしにくい点があります。クレジットカードでの支払いがメインなのでレシートが無かったり、家族が各自で注文・決済してしまうなど、1カ月全体の支払いの記録が不明瞭になりがちです。

  • 決済画面や注文詳細画面をその場で印刷、またはスクリーンショットで保存→家計管理する人と共有できる
  • 引落日ではなく、注文日で家計簿に反映する→月ごとの管理がしやすい
  • 決済にはクレジットカードの家族カードを使う(18歳以上の家族のみ)→カード利用者全員の利用明細や引落日が一本化できる

ネットでの支出がうやむやにならないよう、注文後すぐに購入履歴を残して、家計を管理している人がわかるようにしておくとよいでしょう。

子どもの買い物には注意が必要

大人だけではなく、子どものネットショッピングの利用も増えています。それに伴い、「親のカード番号を無断で使い買い物をした」「オンラインゲームに高額な課金をしていた」など、さまざまなトラブルも発生しています。
未成年者が保護者の同意を得ずに購入したものは、民法「未成年者の契約の取り消し」により、あとからでも返金してもらえる場合がありますが、買い物するときは事前に教えるよう約束し、使ってよい金額など親子であらかじめ話し合っておきましょう。
いずれにしても、クレジットカードの管理方法や予算など、家庭内でのネットショッピングのルールを決めておくことが使いすぎとトラブル防止のために大切です。


【筆者略歴】
筆者/井上 美鈴さん

ライフシンフォニア代表 AFP(日本FP協会認定)
3年間の専業主婦を経て離婚。主婦時代にさまざまなお金の問題に直面し、お金の重要さと知識の必要さを実感したことで、ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取得。
現在はFPとして個別相談の対応や講演、セミナーなどを実施するとともに、自身の経験をもとにシングルマザーの支援も行っている。

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